設立の趣旨及び沿革　

旧香我美町当時、高齢化と農林業後継者の減少から中山間地域の農林業が衰退し、引き続き過疎化が進行し、中山間地域では地域集落機能が維持できなくなるほど深刻な状況となっていた。また、農家の高齢化と担い手の減少から耕作放棄地が増加していくなかで、地域の主要産業である農林業の振興を図るためには、新たな連携によって振興することが極めて効果的で急務である。

今後農業・農村機能を十分に維持・発展して行くためには、農林業者の意識改革と農家のレベルで管理できない農地や荒廃する森林を保全する先導的役割りを担う実践組織が必要不可欠であるとの結論に達した。

このため、農林作業の受委託、担い手や新規就農者の研修・育成、農地の貸借や斡旋などを一体的に実践、推進し、新規就農者や農業後継者並びに地域農業の担い手を活力と魅力ある農業に導くために「社団法人香我美町農林業公社」を設立したものである。

その後、平成18年3月1日に香南地域5町村が合併したことにより「社団法人香南市農林業公社」と名称変更し広域的な事業展開を行ってきた。

また、平成25年4月1日には、公益社団法人香南市農業公社として名称変更を行い引き続き公益事業の展開による高齢農家等への農作業支援を行っている。